西大巓・西吾妻山を周回する二十日平コースには、過去数回行っており、今年は昨年のように、始終快晴とはいかないものの、まずまずの天候に恵まれたツアーでした。
が、やはり、天気に比例して気温が高く、雪が重くなり、西吾妻山から先の滑りは今一つの一日でした。
午前9時を少し過ぎた頃、グランデコスキー場の第４QLトップから出発。出発して間もなくスノーシューの単独ボーダー、次にワカンの単独先行者を追い越してからは、20～30㎝のラッセルをしながら、西大巓山頂へ先着しました。
山頂からは、今シーズン、初めて西吾妻山の展望を楽しむことができました。
その後、東斜面にファーストトラックを刻んだあと、西吾妻山との鞍部にトラバースし、鞍部からは、吾妻小屋まで進みました。
小屋には12時少し前に到着。この時期としては、初めて１階の出入り口が利用できるという雪の少なさでした。
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| 第４QLトップから樹林帯へ |
西大巓山頂に先着した私と同行者の一人 |
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| 西吾妻山の展望はまずまず | 西吾妻小屋へ向かう途中の樹氷 |
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| １階から入れた西吾妻小屋 |
西吾妻山頂からは針葉樹林帯を滑る |
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| ブナを中心とした広葉樹林の３段に渡る滑降斜面 |
中ノ沢の渡渉地点の状況 |
まだ誰も来ていない小屋の２階で昼食休憩を摂ったあと、１２時半少し前に小屋を出て、西吾妻山山頂部へ登行。樹氷が極小化したせいか、いつもより緩やかな登りで、山頂部へ至りました。
西吾妻山の山頂部からは、西大巓方面はガスに覆われていましたが、中大巓から家形山方面の眺めはよく、景色を楽しむことができました。
山頂部からは忠実に南西尾根を下降し二十日平へ向かいました。針葉樹林帯もまだそれほど重い雪ではありませんでした。
ただ、その先の、このコース中唯一と言える、ブナを中心とした広葉樹林の２～３段に渡る滑降斜面は残念ながら、かなり雪が重く、期待の滑降を楽しめず、板を回すのに力を使いました。
その後も重い雪の中、ダケカンバや細いブナの平坦な二十日平を経て、忠実に尾根を進み、尾根の末端手前から、中ノ沢の埋まり具合を確認し、徒渉地点へ下降。
いつもより苦労して対岸に渡った後、林道を進み午後３時半少し前にゲレンデへ合流しツアーは無事終了となりました。